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彼が悲鳴をあげているのに気付ける人はいないのかい?
彼はもう限界なんだよ。
青春時代を味わうことなく、幸せな家庭を奪われ、母親は消息不明。
そんな彼はどこに向かうのだろうか。
友人達を見送った後、彼はどこかに歩いていった。
街を歩いていった彼はどこに行くのだろう?
彼には明るい道を歩いて欲しい。
そっちの暗い道を歩かないで。
君には見えないのかい?
隣の道には光が待っているんだよ。
下を向いて歩かないで。
周りを見渡してごらん。
end.
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