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クーリッシュもそれに倣うと、二人は指を絡めてから、約束を取りつけるための唄を一通り歌ってから放す。
それを根気良く待っているブルーローズに、元気良く振り向くと大きな声で言った。
「よし、それじゃ。行くっすか?」
子供達が手を振りながら去って行くのを確認したクーリッシュも、大きく伸びをして笑顔を見せると、少しだけ頬を染めたブルーローズは小さく頷いて二人は歩き出す。
そうして辿り着いた大通り、様々な人が行き交う活気溢れる場所でもある。
大小様々な店が並んでいるその中で、本来ならばこの場にいて良い筈のない姿を認めたクーリッシュは、目の前に広がる光景を見詰めながら、固まってしまっていた。
あまり信じたくはないが、コントのような現実は、良い歳をした男性が、何故か手榴弾を振り回しながら、女性を追い駆けているというものである。
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