幼き鬼

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「昨日は急に姉御の所に泊まったから寂しがってるネ!!」 「そうだね。」 神楽と新八は銀時の居る万事屋に向かっていた。 「女王が帰ったアルヨー!!」 神楽はバンッと玄関の扉を開けた。 「神楽ちゃん声でかいから。 ……あれ、銀さんまだ起きてないのかな?」 神楽と新八は銀時の寝室の襖を開けた。 「いつまで寝てる……ネ。」 「え………。」 二人は銀時の姿に驚きを隠せなかった。 「……誰だお前等。」 銀時と同じ銀髪で特徴的な燃えるような紅い瞳。 「……銀ちゃん?」 「銀さん…ですよね?」 だが、今目の前に居るのは子供。 そして真剣まで持っている。 「………? 俺は〝ぎんさん〟じゃねぇ。」 子供は何の事か分かって居なかった。 「(この髪の色や目の色は確かに銀さんと同じなんだ。 って事はこの子供は銀さん…?)」
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