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「そうアル!!
お前は坂田銀時ネ!!」
「────…。」
未来の俺は幸せなんだな…。
俺の居る山では絶対にあり得ない光景だ。
無垢な瞳、曇りの無い笑顔、汚れを知らない心。
俺には手の届かない雲の上のモンだ。
「……俺を殺しに来る奴、絶対来る。」
「それは無いよ、此処はもう銀さんが居た時代とは違うんだ。」
新八の言葉に銀時は顔を上げた。
「血の臭い…。」
銀時は万事屋を出て、外を見た。
「人…いっぱい。」
あまりの人の多さに銀時は驚いた表情を見せた。
「ここはかぶき町っていうんだ。
今の銀さんが暮らしてる町だよ。」
「…………。」
町にうじゃうじゃ天人が行き交う。
噂に聞いていた。
地球に襲撃して来た天人。
「じゃあ俺達帰る。
邪魔したな。」
土方と沖田は万事屋から出て行った。
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