日常

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「ちょっと馨。忘れ物本当にないの?」 「ないって。お母さんしつこい」 (それにもうここ電車の中だから…!) うちのお母さんは結構心配性 今日も入学式だからってずっとこの調子 もう高校生なんだから少しは自立させてほしい 「そうは言ってもねぇ…」 「大丈夫だって!大体もう電車なんだから気付いても遅いでしょ」 「それはそうだけど…」 (あーっ!もう本当に鬱陶しい) (こっちの高校生活の計画を壊さないでよね) この後は電車乗り継いで、バス乗って、歩いて学校に向かった 片道一時間以上かかるけど、自分が行きたい学校だったから苦じゃなかった お母さんは「ランク1つ下げて、近い学校に行った方が良かったんじゃない?」と何回も言ったけど、そんなことは知らない 私は私の行きたい道に進む 誰が何と言おうと私の意見は変えない
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