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「おめでとう。我が竜狩り倶楽部は、君たちを歓迎しよう。桜井将五くん、高橋理沙くん」
こいつは一体何をいってるんだろうと思ったのが、正直な話。
ここがどこだか、全く知らない。わりと広めの部屋で作りは教室に近いものだから、学校のどこかっていうのは間違いがなさそうだ。
でも、窓が一切ない。どっちを向いても、壁、壁、かべ……。
俺は制服を着て、大きな机の前に立って、一人の男を見下ろしている。この机、ぱっと見ただけで、高価な代物だとわかる。
深みのある色合いに、つやのテカり、半端ない。
その机の向こうにいる人物は手を組んで、両肘をついてこっちを見つめている。メガネの奥の瞳は光が反射して、よく見えない。
お前はどっかの司令官かってーの……。
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