先ずは1人確保

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***** あのあと村を出た俺達は行く宛もなくただ歩いていた。 「ミィは疲れてないか?」 「ん…、まだ…だいじょう…ぶ」 「そっか」 俺はミリアのことをミィと呼ぶことにした。 ミィは俺のことをパパと呼ぶ。本当の親をお父さんと呼んでいたからだそうだ。 クゥー ん? 音のした方を見ると、 「っ…///」 顔を真っ赤にしたミィがいた。 大変だミィが腹を空かしている。 俺はミィを素早く抱っこし、顔をうずくまらせてダッシュした。 きっとまた後ろは抉れているんだろうな。 今度どうにかしよ。 おっ街的なのがある。徐々にスピードを落とす。 この止まりかたなら前方が吹き飛ぶ心配もない。 街に入ろうとすると、 「ラプソーン国へはどの様な御用で?」 門番?が話しかけてきた。 「あれだよ、あれ。娘に飯を食わせるため」 「へ?」 門番は一瞬ポカンとして 「ああ、その娘ですか?では、入国を許可します」 「ありがと」 俺は門番に礼を言うと中に入って行った。
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