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その音にハッ…となった理紫は口唇を離すと、
「全く、このコは…」
と苦笑して海月を下に降ろし、おでこに自分のおでこをくっつけた。
優しく甘い視線が絡み合って、海月は理紫の事が欲しくてたまらなくなる。
私…、おかしいのかも知れない。
昨日初めて、しかも今朝も身体を繋げたのに、まだ自分が理紫のモノだという確証が欲しい。
身体全体が理紫を好きだと叫んでいる。
もう離れるなんて出来ない…!
海月が切なさに涙を零しながら、また自分から口付けようとすると、
「ストップ…!」
と、理紫が海月の口唇に人差し指を立てた。
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