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理紫が苦笑し、触れていた手の人差し指で海月のおでこをコツンとつく。
「くしゅっ…んっ」
すると、まるでスイッチを押したかの様にくしゃみがでて、理紫が、
「わざと?」と笑った。
「わっ、わざとじゃないもんっ!」
「…でも確かに、俺達こんな格好じゃ風邪ひくな」
そう言うと、蛇口を捻りバスタブに湯を張り始める。
そして白い湯気が煙る中、縁に手を付きながら、
「さて…と、じゃあ当初の予定通り、海月さんを綺麗に洗いましょうか?」
理紫が海月の顔を見てニヤリ…と笑った。
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