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「それより、今日は徳井と会うの?」 「菜花、知ってる事があるなら…」 菜花は首を振った。 「私が言っても信用しないと思う。ちゃんと徳井の口から聞きなさい」 理紫のしてきた事はどうしても菜花には許せない。 それにその事を自分の口から海月に説明するのは、アイツの責任でもあるから。 海月は菜花の目を見ると、絶対に話してはくれないと悟り、 「…夕方、練習終わったらアルバイトの前に寄ってくれるって」と答える。 「ふぅん…、じゃあ私も徳井に会ってから帰ろうかな」 …理紫の嫌そうな顔が浮かんで、菜花は可笑しくなった。
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