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会えるのは、大体理紫の練習が終わって、アルバイトに行くまでの間に寄ってくれる僅かな時間。 それさえも、忙しすぎると無くなってしまう。 「それでも、出来るだけ会いに来てくれるんだから…」 時計を見ると、11時を回ろうとしていた。 あと、1時間したら、1ヶ月まで7日しかなくなる…。 海月の胸がギュッ…と締め付けられる様に痛む。 その思いを打ち消す様に首を振った。 …時間を持て余していると、余計な事ばかり考えてしまって困る。 「…早く次を決めなきゃ」
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