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「…えっ、あっ…」 突然言われて目をパチクリした海月に、理紫はプッ…と吹き出す。 「ウソ、嘘っ!」 ……嘘? 「そんな真面目な顔しないの」 理紫が携帯を取り出して時間を見る。 「…顔見れたし、終電無くなるから帰るわ」 ドアノブに手を掛けて、本当に帰ってしまいそうな理紫の背中に、海月は咄嗟に抱き付いた。 「…海月?」 「帰ったら駄目っ…」
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