14874人が本棚に入れています
本棚に追加
/640ページ
言葉途中で、海月は理紫にパフッ…と抱きかかえられる。
「理紫…?」
「…ありがとう」
「えっ…」
海月は背の高い理紫の胸にすっぽりと収まってしまって、顔を見る事が出来ない。
「…海月と話したら、浮上できたよ」
理紫の口調にはまだ影が残っていた。
やっぱり何かあったんだ…。
海月は不安になりながらも恐る恐る、
「何かあったの?」と聞いてみるが、
「…大丈夫」と、頭をポンポンと叩かれる。
最初のコメントを投稿しよう!