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「どういう事よ、どういう事よ~!」
「海月ちゃん!いついつ、いつ~!!」
真理と阿部に同時に詰め寄られ、
「いっ、言わないからっ!」と、海月は顔を背けた。
恥ずかしくて、恥ずかしくて、どうしよう…と視線をさまよわせたら、テーブルに肘をついた杉浦と目が合う。
ニヤリと笑った杉浦に、何を言われるかと思ったら、「海月ちゃん」と名前を呼ばれた。
「はい…?」
熱い頬に手をあてて海月が返事をすると、
「…幸せ?」
と、聞かれて瞳を瞠(みは)る。
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