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海月がコックリと頷くと、杉浦がため息をついた。
「…本当にアイツはダメダメだな」ぼそりと呟くと、思い切った様に顔をあげる。
「海月ちゃん、でも悪いけど、アイツが言わない事を俺から言うわけには…」
「サト、プロになるかもしれないんだよ!」
杉浦が言いかけた上から、阿部が言葉を被せてきた。
「悩む事ねぇじゃんねー。サッカー選手だよ、プロサッカー選手っ!しかも、《西東京レヴァンティン》…っ!」
「ばっ…!このバカ…っ」
杉浦が阿部の口を塞ぐが、時既に遅かった。
プロ…サッカー選手?
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