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「すご…い…」
海月の口から、思わず言葉が漏れる。
「だろ、だろ~?」
阿部も杉浦を押しのけて、海月に言った。
「大体さ~、あんな上手いのに、幾ら親に反対されたからって素直にウチの高校来たり、今の大学行ったり、サトの考えてる事は分かんないよね?」
「えっ…?サッカーをやりたくて、今の大学に入ったんじゃ…」
聞いていた事と違う…。
驚いている海月に、阿部は首を振った。
「…ンなわけないじゃん。アイツの大学、国立大だよ?。受験の時なんか、強豪校からも話は色々来てたらしいのに、勿体なさすぎ」
「…そうなの?」
「知らないの?」
海月が聞くと、逆に阿部に驚かれた。
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