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「でも、遅いな…」
とっくに、約束の時間は過ぎている。
練習、長引いてるの…?
今から逆算すると、1時間ちょっとしか一緒にいられない…。
そう思った時、ピンポーン…と、チャイムが鳴った。
パタパタと玄関に走って、ドアを開ける。
「ごめん、待たせ…っ!海月?!」
海月は理紫の姿を見ると、そのまま、その胸に飛び込む。
いきなりの事に理紫は驚くが、「汗臭いぞ…?」と言いながらも海月の事を抱き締めてくれた。
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