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「…一生?」
思ってもみない言葉に海月は目を見開く。
「どう…して?」
「どうしてもこうしても、俺がそう決めたんだよ」
言われた言葉が、本当かそうでないのか。
信じていいのかいけないのか。
ただ、苦しくて仕方のなかった海月の心臓が、段々と暖かく緩やかな脈を送り出していくのは本当で…。
「でも、だって…、今までの《彼女》だっていう人達は、皆、1ヶ月で…」
理紫が訝し気な顔をする。
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