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「じゃあっ…」
海月は思わず、両手で理紫の胸元を掴んだ。
「1ヶ月毎に《彼女》が変わったのは…っ?」
理紫は海月のその手を片手でやんわりと包むと、自分の胸に押し付けて、
「そんなの、1ヶ月毎に海月を手に入れる為だよ」
悪びれもなくそう言った。
始めて知る数々の事実に、海月は愕然とする。
そんな海月を見て理紫は、
「…俺の事、軽蔑した?」
と聞くと、切な気な瞳で自嘲的に笑った。
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