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視線を上げた海月は、間近に理紫の顔を見てしまい、ドキリ…としてギュッと目を瞑(つぶ)る。 そのまま、理紫の顔が近付いてくるのを感じて…。 5センチ…、3センチ…、2センチ…。 ♪♪♪~。 後、1センチの所で携帯のアラーム音が鳴り響く。 ハァ…とため息をついて、理紫が身体を離した。 「理紫…?」 「ごめん、タイムリミット」 理紫が苦笑いする。
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