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あっ…、アルバイトの時間!
「あ~…、行きたくねぇな」
理紫は大きく伸びをすると、テーブルに並べられた料理を見まわした。
「こんなにご馳走が並んでるのに…、ねぇ海月」
わざとらしく1番のメインディッシュである海月に、色を孕んだ瞳で微笑みかける。
その微笑みの意味が分かって、海月の顔は今まで以上に茹で上がった。
理紫はそんな海月の耳元に口唇を寄せると、
「なぁに考えてるの?やらし~」
と囁いてから、声を立てて笑う。
「……やっ!もうっ!」
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