14875人が本棚に入れています
本棚に追加
/640ページ
理紫は海月を愛し気に見つめると、名残惜しそうに髪をさらりと撫でる。
「…今日、また帰りに来ていい?」
「えっ…」
「…それから、泊まっていってもいいかな?」
泊まるなんて、初めての夜しかした事ないのに。
けれど…。
一晩中、理紫と居られる…!
考えただけで嬉しくて、瞳を輝かせながら海月が2つ返事で頷くと、理紫がフッ…と笑った。
「嬉しい?」
「うんっ!」
「…それは、今夜俺に何されるか、分かってて言ってる?」
最初のコメントを投稿しよう!