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だって、プロになれるなんて夢じゃないの?
あんなにサッカーが好きなのに、どうして行かないだなんて言うの?
理紫の言い方は、今だけではなく、これからもずっと無いと言っている様に聞こえたから、海月の胸は余計に騒ぐ。
その時…、
『サトは、君の為に未来を捨てようとしてるよ』
いきなり桐谷に言われた言葉が海月の頭の中で蘇った。
身体に震えが走る…!
私…?でも、私は何もしていない。
この話だって、昨日初めて知った事。
……でも。
それは直感だった。
海月は瞬間的に、時計に視線を走らせる。
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