21.

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「サト、そんな事言ってるの?」 半ば呆れた桐谷の声に海月が頷くと、 「じゃあ、ウチのチームに来てた事は何んて言ってた?」 と逆に聞いてくる。 「それは…、練習量を増やす為って」 「…確かに絶対的な練習量は増えるな」 桐谷はクッ…と笑った。 「でも、ウチ程度の練習にくる為に、部の練習をサボってくるのはやり過ぎだとは思わない?」 「…そうなんですか?でも理紫がそうしたなら、それだけ恭史さんのチームに魅力があったからなんじゃないですか?」 だって、そんなの、普通に考えたら、そうとしか思えない…。
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