21.

20/37

14874人が本棚に入れています
本棚に追加
/640ページ
ビックリした…。 桐谷にあんな事を言われるなんて…。 しかも、以前の様に桐谷に触れられても嫌じゃなかった。 でも、それよりも驚いたのは、桐谷から聞いて初めて知った理紫の事。 どうしたらいいのだろう。 私の為だというのなら、私は理紫の本当にしたいことをして欲しい。 私は理紫のモノだと、理紫自身が言ったのに。 今すぐにでも、理紫と話がしたかった。伝えたいと思った…! 海月がカタン…と席を立ち上がると、その音に話をしていた桐谷と唯奈が振り向く。 「みぃちゃん…?」 「…私、帰ります」 その言葉に唯奈が「何ンで?」と言って、海月の傍に駆け寄ってきた。
/640ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14874人が本棚に入れています
本棚に追加