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「……履歴書?」
桐谷が拾った封筒をまじまじと見つめる。
「はい…、これから面接なんです」
頷くと、桐谷はふぅん…と言って海月に椅子に座る様に促す。
そして、自分も椅子を1つ空けて座ると、封筒を開けて中身を取り出した。
「あ…、あの?」
「吉村 海月さん…、ね」
履歴書を見ながら、桐谷が海月を見る。
「アルバイト?」
「は…、はい」
何故か本当の面接の様に、背筋がピンとしてしまった。
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