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……それから、毎週のように公園で会うようになり、休みの日に会えない時は平日にも約束をする様になった。 砂月はすっかり理紫に懐き、理紫と会う日をいつも心待ちにしていたし、陽子もいつしか、自分の娘と同じ歳の理紫を、出来過ぎた息子の様に可愛く思うようになっていた。 その頃にはもう、理紫は家に招かれるまでになっていて…。 「…ここのところ、サトくんが来てくれないから、砂月がずっとご機嫌斜めで大変だったのよ」 クスクスと笑う陽子に、 「すみません。ここ1ヶ月、色々あって、ゴタゴタしてしまっていて…」 と、理紫が申し訳なさそうに笑う。 けれど、どこか深刻さを感じるその言い方に、 「…何かあったの?」 と、陽子が聞いてきた。 理紫は、誠一と陽子をそれぞれ見つめる。 「…はい、その件も含めてお話しようと思い、今日は伺わせて頂きました」 その場の空気の色が変わって、海月もコクン…と息を飲んだ。
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