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「みぃちゃん、どうしたの?」
「…理紫と話さなきゃ」
話したい。今すぐに…!
海月は用意していたティーカップを、テーブルにカチャンと置いた。
守られてばっかりじゃ駄目!
それは理紫に対してだけじゃなく、自分でずっと思ってきた事じゃない。
「ちょっと、みぃちゃん?…海月っ?!」
「ごめんなさい!ママ!」
海月はお茶の手伝いを途中でほっぽりだして、理紫と父親のいるリビングへと向かった。
私に何が出来る…?
理紫の為に…、これから私が理紫の側に居られる為に…。
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