24.

5/32
前へ
/640ページ
次へ
「みぃちゃん、どうしたの?」 「…理紫と話さなきゃ」 話したい。今すぐに…! 海月は用意していたティーカップを、テーブルにカチャンと置いた。 守られてばっかりじゃ駄目! それは理紫に対してだけじゃなく、自分でずっと思ってきた事じゃない。 「ちょっと、みぃちゃん?…海月っ?!」 「ごめんなさい!ママ!」 海月はお茶の手伝いを途中でほっぽりだして、理紫と父親のいるリビングへと向かった。 私に何が出来る…? 理紫の為に…、これから私が理紫の側に居られる為に…。
/640ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14876人が本棚に入れています
本棚に追加