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3年経てば、自分は大学を卒業する事が出来る。
夕べ話した時、桐谷も言っていた。
プロ契約が出来ても、その殆どが2~3年で解雇されてしまうと。
理紫なら大丈夫だと、やっていけると信じているけれど、サッカー選手として上手くいっても、その後だって何があるか分からない。
その時に、自分がしっかりとしていなければ、理紫を支える事なんて出来ないから…。
理紫は初め、ビックリした様に目を見開いたが、
「…いいよ」
と、すぐに答えて、柔らかく微笑った。
即答されたその返事に、海月は自分の考えが正しかったのだと確信する。
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