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****** …後味が悪過ぎる。 「ちょっと、待って理紫…」 あんなに…、傷つけるつもりはなかった。 「理っ、…きゃっ!」 「……っ!」 理紫がもの凄い速度で歩くから、腕を掴まれていた海月は付いて行くのがやっとで、駆け足状態の足をもつれさせてしまう。 「ごめんっ!…大丈夫?」 我に返った理紫にしっかりと抱き留められて、『大丈夫…』と海月は息を吐いた。 「本当にごめん…」 抱き締める力が強くなる。 でも、抱き締められているのに、こちらが抱き締めているような気持ちになるのは、どうして…? 「…ねぇ、理紫」 海月は近くの児童公園を指差すと、 「あそこで少し休んでから帰らない?」 と、提案をした。
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