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ほわん…と頷く海月の薬指に、スルリと指輪をはめながら、〈はめる〉って〈嵌める〉と書いたよなと理紫は思う。 もう1つの意味に、理紫は苦笑するしかない…。 指輪の裏の刻印。 あの時の自分が買えた程度の物でも、刻んだその気持ちはずっと変わらない。 だから、自分は何でもする…。 ……海月はいつ気付くのだろうか。
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