14876人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな事を思い出して、理紫が思わず口元に笑みを浮かべてしまった丁度その時、
「おいー!徳井いるんかー?」
シャワールームの扉が開く音がして声が掛けられた。
「はーい…、いますけどー」
やべっ!まだ何ンもしてねー。
「お前に客来とるぞー。待っとるっつーから、急げやー」
この声は木山さんか、わざわざ申し訳ない…。
「すいませーん!ありがとうございまーす!」
個室の扉の上から顔を覗かせると、木山に手で『そのままでいい』と制され理紫は頭を下げた。
…と同時に、周りから『女かー?』『女だろー?』という声が飛んでくる。
それを聞いた木山は、「お前ら、残念!女じゃねーわ。徳井の大学のコーチだとよ」そう言うと豪快に笑った。
大学…?
最初のコメントを投稿しよう!