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そんな事を思い出して、理紫が思わず口元に笑みを浮かべてしまった丁度その時、 「おいー!徳井いるんかー?」 シャワールームの扉が開く音がして声が掛けられた。 「はーい…、いますけどー」 やべっ!まだ何ンもしてねー。 「お前に客来とるぞー。待っとるっつーから、急げやー」 この声は木山さんか、わざわざ申し訳ない…。 「すいませーん!ありがとうございまーす!」 個室の扉の上から顔を覗かせると、木山に手で『そのままでいい』と制され理紫は頭を下げた。 …と同時に、周りから『女かー?』『女だろー?』という声が飛んでくる。 それを聞いた木山は、「お前ら、残念!女じゃねーわ。徳井の大学のコーチだとよ」そう言うと豪快に笑った。 大学…?
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