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****** 「…で、ここまで来て、アンタが俺に何んの用ですか?」 ロッカールーム脇の廊下で待っていたのは、やはり葉山コーチと何故か…。 「桐谷……、サン」 「お前なー…、そんな嫌々ながらにサン付けすんなよ」 「…じゃあ、付けなくてもいいんですか?」 理紫の氷が張りそうな笑みに、葉山が「まぁ、まぁ」と宥める。 「恭、お前もやめろよ。理紫と話がしたいから連れてけって言ったのお前だろ?」 そう言うと、こちらに向き直って、 「試合見せてもらったよ!大活躍じゃないか!」 と、理紫の背中をポンポンと叩いた。
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