始まりの唄が、聴こえる。
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無理も、ないと思う。 いつの間にか僕から少し離れた右手まで近寄ってきていたさやの真っ白な左腕を眺めながら、そう思った。 リストカット。 さやの血管が透けて見えるほど真っ白な左腕の内側には、手首から内肘まで、寸分の狂いなく正確に1ミリの感覚をあけて、手首の端から端まで届く傷が並んでいた。 さやの、悲鳴だった。
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