始まりの唄が、聴こえる。

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僕が、ここで何かできていれば、さやには悲劇は訪れなかったかもしれない。 少なくとも、腕の内側に目盛を刻む様な真似をさせなくて済んだかも、なんて。 悔やんでも悔やみきれない過去が、ただそこには存在していた。 そして。 運命の日が、訪れる。
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