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―――いつもの通りの朝
ある人は、友達と待ち合わせて学校へ行き
ある人は、彼氏 もしくは彼女と手を繋ぎながら学校へ行く
またある人は、音楽を聞きながら
またある人は―――
里希「マジうっぜぇんだけど。なんで朝からてめぇの顔面なんざ見なきゃなんねーんだ死んでくれ」
晃一「あ゛?その台詞、そのままバットで打ち返してやるよ。むしろホームランでもしてやろうかコラ」
朝から元気に罵倒合戦をしながら学校に行く。
里希「なにがホームランだ。てめぇなんか、良くてファアルだろーg 真白「あ、おはよっ!里希。吉良君も。」
里希「おはよう真白。今日も体調平気か?」
さっきまで眉根に皺がよってたのが嘘だったかのように、里希は真白に笑顔を向ける
そのあからさまな変化にイラつき、さらに眉根に皺を寄せる晃一。
晃一「・・・オス」
真白「平気だよ。そんないつもいつも聞かなくても大丈夫だよぉ!」
里希「ごめんごめん。やっぱり真白には、いつでも元気で居てほしいからさ」
軽く笑いながら笑顔でそんなキザとも言える言葉を吐く里希。
さっきまで暴言を吐いていたとは思えない笑顔だった
真白「うふふっ 里希は優しいね。流石あたしの弟ね」
里希「はぁ・・・いいかげん、その扱い止めろよなー・・・」
真白「えへへっ ごめんごめん あっ、あたし日直の仕事あるから先行くね!じゃあね!」
里希「あぁ、じゃあな」
真白に爽やかな笑顔を向けた里希に晃一の眉根の皺は増える一方
晃一「・・・むかつく。死ねよお前」
里希「はぁ?急になんだよ。お前が死ね。」
晃一「チッ」
晃一は舌打ちをして、スタスタ歩いて行ってしまった。
里希「なんだアイツ。」
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