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この間、響にお返しを聞かれた日から
なんとなく、響からの連絡が増えた
メールや電話はもちろん
空き時間に私が空いていれば会いに来てくれたり
そして何よりも響の休日を
一緒に過ごそうと言ってくれた
その日はミツルも響のバンドの俊君と
出かけるらしく
私はミツルと一緒に過ごすことにしてもらい
確実にアリバイを作った。
休日の前日から泊まりに来てくれる約束で
私は準備万端で響の帰りを待つ。
きっとこの日も彼女の都合がつかなかったのだろうとか考えるが、そのことを考えるのも
なんだか少し麻痺して慣れてきた。
約束の時間の少し前に電話がなる
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