偶然と必然

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「寒ぅ・・・」 寒がりの私はすぐに後悔した。 なにもこんな寒い日に行かなくても良かったのではないかと。 だが、駅につき電車に乗ると気分は高まった。 会えるわけないって思ってるけど、 もしかしたら・・・ なんて 淡い期待を抱いてた。 23にもなって、 こんな冒険のような旅にでる。 バカみたいなことが楽しかった。 車内はネイキッドの話ばかり、 ミツルとの会話はつきることなく、 時間がたつのを忘れて、 あっという間に目的の駅に着く。 極度の方向音痴の私は ミツルのナビに身を任せて 駅から数分歩くと、 雑誌に載っていた建物を見つけた。 色とりどりの光を放ち、 そこに書いてあったお店の名前は、 Carpe Diem【カーぺディエム】
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