19歳、夏
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僕は、土手にいた。 駅からすぐの土手。 ――なぜ、今 ここにいるのかは わからない。 名前も思い出せない。 ただ、自分は男で、 19歳で…… この土手が お気に入りなことだけ 思い出せる。 それ以外は…何も。
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