第九章

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放課後、俺はまた鹿島総合病院へ足を運んだ ロビーではすでに治療を終えた梢が待っていて 「病院じゃなんだから……近くの喫茶店にしない?」 と言う梢の提案で…… 今俺はアイスコーヒーを飲んでいる。 ……やっぱり梢からは話しにくそうだな。 そう思ったから俺から話を切り出す 「なぁ、梢」 「……ごめんね、私から呼んだのにね」 「いや、そんなのは構わないよ」 「でも私が言わなきゃいけないって思ったから……」 梢は少しだけ黙った
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