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「夢人、ずっと黙っててごめんなさい！」
思い切ったように梢は言った
「………。」
「私、今までずっと言えなかったから……」
「……梢。謝らなくていいよ」
「え？……でも」
「言い出しにくかったのもよくわかるよ。
確かに文通の内容を読まれていたら怒るのかもしれない、
けど俺が怒るのはお門違いじゃないのかな？」
梢はきょとんとしている
「……まぁ華那の方は怒ってるかもしれないけど、
それだったらとうの昔に怒ってたんじゃないかな？」
俺はそう思っている、
じゃなきゃ『K.kirishima』なんてわざわざ書かない
でも梢には心底信じられないみたいだ。
「でも……私、」
「梢は考え過ぎなんだよ、
俺はそんな事で怒る程心は狭くないぞ？」
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