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「……そうかもしれないけど
私、文通をしてたみたいに話したり……」
ここまでとは、
どうやらかなり悩んでいたみたいだな
「ったく……だから
文通をしてたのは華那、
でも転校してきてから話してたのは梢だろ?」
「………。」
「“梢は梢自身”なんだから
文通は関係ないよ」
「……夢人。」
よっぽど意外だったんだろう、表情が固まってる
「だから謝る事なんてないんだよ」
しばしの沈黙の後、
わずかに梢の瞳が潤んでいるように見えてきた
「夢人って、優しいんだね」
「そんな事ないって……」
「ありがと、なんかすっきりしたよ」
「……もうあんま考え込むなよ?」
「うん!」
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