第十章

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  「霧島華那……?」 あの時はベットで寝てたし顔もよく覚えていない、 ただ梢の双子の妹ならこうゆう顔立ちなんだろうな……そんな感じだ 「ゆ、夢人さんですよねっ!」 「まぁ……そうだけど」 なんでこんな焦って…… じゃない、目が輝いてるんだ? まぁ目が輝いてるのは気のせいだろう……多分。 「ゆ、夢人さん!」 「わざわざ“さん”付けじゃなくていいよ。面倒でしょ」 「そんな事はないですッ!呼び捨てなんて……」 すごくわかりやすい……顔に出やすいのかな 「でも私の事は華那でも華那っちでも華那たんでも……」 「それじゃあ華那ちゃんて呼ぶよ」 止まりそうもなかったので先に言った。 でも同い年なんだけど…… 「ところで華那ちゃんはもう体調は……」 「立ち話もなんですし少し歩きませんか?」 「ん?まぁいいけど……」 俺の話を遮るようにいきなり言われた。触れない方がいいかな  
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