2074人が本棚に入れています
本棚に追加
そのまま話しながら見慣れた近所を歩く。
そうだよな……華那ちゃんがホントに文通していた相手だったんだし、話が尽きるなんて事はない訳で……
「夢人さん?」
「あっ……ごめんごめん」
考え事をしてホントに周りが見えなくなるもんなんだな
「あの…明日も……」
「明日?」
少しだけ目線を下に傾けて
「はい……明日も、また話し掛けても、いいですか?」
そんな事を上目使いで言われた
……可愛い。
華那ちゃんは双子の妹だし
やっぱ梢に似てるな。
とか無意識で見とれていた
「あの、夢人さん……そんな見つめないでくださ、い……」
「あ……ご、ごめん!」
お互い頬が赤くなったのがよくわかった
「それで……あ、明日もいいですか?」
「うん。いいよ」
最初のコメントを投稿しよう!