第一章

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    その後クラスではいろいろ聞かれたりしたが…… 今俺は下校中、である。 それもいつも(まだ数回だが)とは違う それは俺も一度は望んだ事のある、女子と一緒に肩を並べて下校するという事 俺のとなりでは瑠海が 笑顔を振りまき 楽しくしゃべり 俺は相槌をうつ と、はたから見たら羨望のまなざしがくるのはわかりきっている。 だがどこか俺はつまらない…… それは俺の胸につっかかっているせいだ、『なんで俺が?』 一目惚れ?瑠海はそんな物好きじゃないだろう。 別にスポーツに秀でているわけでもない。 桐朋中なんて知らない つまり思い当たる節が全くない    
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