プロローグ

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俺は電車の中にいる。 抱き抱えるバックの中には “1176”と番号の記された 受験表が入っている つまり俺は今 合格発表に向かってる   もし受かってなかったら…… そんな不安を抱きつつ 高校に足を踏み入れた 発表の時間も近いため俺と同じ受験生がたくさんいる 不安を微塵も感じさせない表情を見せる者や友達と話しながら気持ちを紛らわせる人まで まさに十人十色ってやつだ。 しばらくすると大きなボードを持った先生方が現れ まだ表を隠されたボードを並べ、その回りを受験生及び保護者が固める  
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