第一章

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次の日の朝。 俺は彼女からの返事で寝る事もままならず……完全に寝坊してしまい急いで家を出た。 そしてあわただしく出ていったリビングのテレビはつけっぱなし。 『……では次のニュースです。 先日、杉並町での飲酒運転による交通事故で被害にあった 霧島……さんは 未だ意識は戻っておりません 目撃者の話では飲酒運転の車は猛スピードで青信号を渡っていた被害者に突っ込み………』 夢人がいつも彼女へ返事を書く宛名は杉並町。 そして夢人はこのニュースを聞く事もなく電車に飛び乗った。 「危ない危ない……この電車に間に合わなかったら完全に遅刻だったな……」
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