第二章

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「おい、聞いてんのか?」 俺はそいつの方に向いてやる そいつはズボンに手をつっこみ髪は茶、目はじっと俺を睨む 「なんだ?喧嘩するなら余所でやってくれ」 「はぁ?何言ってんだ?」 「てか誰だっけ?お前」 自己紹介などあまり記憶に残っていない……瑠海の事があまりに強烈でな 「まぁ聞いていないのは当たり前か……俺は鹿島涼(かしまりょう)だ」 瑠海はなにも言わずただ黙っている 「俺になんの用だ?」 「お前さぁ……」 鹿島の顔がわずかに歪んだ 「なんだ?」     「霧島さんを知っているか?」
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