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「おい、聞いてんのか?」
俺はそいつの方に向いてやる
そいつはズボンに手をつっこみ髪は茶、目はじっと俺を睨む
「なんだ?喧嘩するなら余所でやってくれ」
「はぁ?何言ってんだ?」
「てか誰だっけ?お前」
自己紹介などあまり記憶に残っていない……瑠海の事があまりに強烈でな
「まぁ聞いていないのは当たり前か……俺は鹿島涼(かしまりょう)だ」
瑠海はなにも言わずただ黙っている
「俺になんの用だ?」
「お前さぁ……」
鹿島の顔がわずかに歪んだ
「なんだ?」
「霧島さんを知っているか?」
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