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「霧島……さん?」
今更思い返すまでもない。
『Dear K.kirishima』
知らない訳がない……けど疑問が二つ。
果たしてそれは文通をしているキリシマなのか?
……だとしてもなぜこいつが知っている?
「どうやらビンゴだな」
「!?何がだ……」
「彼女の事、知ってんだろ?
顔がそういってるぜ?」
そういって鹿島は嘲笑を浮かべ教室を出ていった……
(あいつ……何を知ってんだ)
「夢人?大丈夫?」
俺は瑠海に答えずただ黙っていた……。
「悪い、瑠海。今日は帰る」
「夢人、大丈夫なの?」
「まぁな」
(瑠海はさっきの事を不用意に聞かない、それが瑠海なりの優しさかな……)
「悪いな……瑠海」
今日は一人で帰った方が良さそうだからな……
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