第三章

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      ざわつく教室 期待が最高潮の俺 「あっ!」と声をあげた瑠海 ……知り合いなのか? 「ほらほら、男子諸君静かにしろ」 (俺達は小学生か……) 「はい!え~この度、 この桜丘南高校に転校してきた……」 「あ、先生。私が言います」 綺麗な澄みきった声 黒のショートヘアー 整った顔立ち、まだ真新しい制服 「私は杉並町から来ました。 “霧島梢”(きりしまこずえ)っていいます。最近東京に引っ越してきました、これからよろしくお願いします。」 一瞬俺の時間が止まった 文通の書き始めは 『Dear K.kirishima』 彼女の名前は霧島梢 さらに杉並町だって? どうかんがえても…… 俺が文通をしていた彼女 間違いない。 もう周りが目に入らない なんだろ、この気持ちは…… なんたって想像以上に (可愛い………) すると彼女がこちらの方へ歩いてきた。
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