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ざわつく教室
期待が最高潮の俺
「あっ!」と声をあげた瑠海
……知り合いなのか?
「ほらほら、男子諸君静かにしろ」
(俺達は小学生か……)
「はい!え~この度、
この桜丘南高校に転校してきた……」
「あ、先生。私が言います」
綺麗な澄みきった声
黒のショートヘアー
整った顔立ち、まだ真新しい制服
「私は杉並町から来ました。
“霧島梢”(きりしまこずえ)っていいます。最近東京に引っ越してきました、これからよろしくお願いします。」
一瞬俺の時間が止まった
文通の書き始めは
『Dear K.kirishima』
彼女の名前は霧島梢
さらに杉並町だって?
どうかんがえても……
俺が文通をしていた彼女
間違いない。
もう周りが目に入らない
なんだろ、この気持ちは……
なんたって想像以上に
(可愛い………)
すると彼女がこちらの方へ歩いてきた。
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